風呂敷は、大きければ大きいほど、いい。
そういえば、先日、三浦半島サイクリング始発駅であるJR久里浜駅でピナレロ君を組み立てていたら、「Fujinoさんですか?」と声をかけていただいた方がいました。
聞けば、Toshiroさん。
横須賀にお住まいで、「三浦半島へ行こう!」初期からのアツい読者の方。
mixi時代にも何度かメールでやりとりしたことのある方です。
本当に、びっくりしました。
Twitterを見て来てくださったとのこと。
うれしかったです。
で、駅前でしばらくお話したのですが、こんなことをおっしゃっていました。
「昔からのファンとして言いたいんですが・・・」
ええっ?
「こんなに手を広げて、大丈夫ですか?」
さすがToshiroさん。最古参の読者の方だけあります。
よく、僕のことを分かってらっしゃる(笑)。
Webサイトを始めた時から、僕がいろんな会社で修業したりプータローをやってあちこち行ったりするたびに、「三浦半島へ行こう!」は更新を停止したり復活したりと、実に忙しかったわけです。
突然に会社を辞めたり、突然に沖縄に長期間行ったり、突然に行方不明になったり(笑)。
数年前まで、「三浦半島へ行こう!」には、『ぶれいく。』という裏サイトがありました(憶えている方、いらっしゃいますか?)。
ここには僕の個人的な日記のように、勝手にいろいろなことを書いていたのですが、そこに登場したレ・フレールはメジャーデビューして人気者になって、“ガングロ市議”としてさんざんイジっていたお方は、今や立派な市長におなりになり。
あ、よく登場していた“官房長官”は、今や某超有名週刊誌の編集者。先日、お仕事をご一緒させていただきました。
いやいや、実に懐かしいです。
先日、たまたま当時のページを見ていたのですが、その中で僕はいっちょまえに夢を語っていたり、ものすごくもがいていたり、そして呆れるくらい、歳を考えずに、よく見えない未来に向けて、これでもかっ、と風呂敷を広げていました。
でも風呂敷を広げる割には自分自身の歩みはゆっくりなので(笑)、環境が変わると、すぐにサイトから離れてしまっていたのです。
それをよくご存じだからこそ、Toshiroさんは心配していただいたのです。
同時に、こう言われました。
「『三浦半島へ行こう!』の良さは、Fujinoさんの文章なんです」
こんなうれしい言葉を、しかも目の前で言われて。
どうしていいか分かりませんでした。
で、お答えです。
僕は人より10年遅れましたが、何とか自分の脚で自立して、僕なりの仕事ができるようになりました。
だから、しっかりと、三浦半島に向き合っていきます。
もちろん、楽しんで。
僕なりの視点を、忘れずに。
僕は『三浦半島へ行こう!』の“編集長”として、徹底的に書きまくります。
そして、すばらしい仲間の皆さんといっしょに、楽しいサイトにできればと思います。
そうそう、超有名サイトを手がけた方が新しいメインビジュアルづくりに参加していただけそうです。
それに、皆さんがリツイートしていただいたおかげで、とってもいいデザイナーさんにお願いできそうです。
そして、連載もすでに3つがスタートできそうです。
さらに・・・“三浦半島を舞台にした連載小説”にも応募していただいた方がいらっしゃいました。
これからやりとりをして、プロットとかを決めていきたいと思います。
写真と一緒にして雰囲気を出すのも、アリですね。
いやいや、本当に「三浦半島へ行こう!」はいい読者の皆さんに恵まれています。
風呂敷は、大きければ大きい方がいい。
大きく広げておいて、小さいところからコツコツやっていく。
そんなふうに、長く続けられたらいいなぁ、と思います。
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