輝く人、支える人。
なでしこジャパンが、ついにロンドンオリンピックのアジア最終予選の戦いに臨みますね。
<ワールドカップで世界一>という栄冠を引っさげて、メンバーがどんな戦いを繰り広げるのか、楽しみです。
まずは初戦。
タイに対しては、佐々木監督はどういう布陣で臨むかを分析したいと思います。
・・・
すみません。
全然分かりません(笑)。
ええと、僕はまともにサッカーをやったことがないですし、まともにサッカーの試合を全部見たことも記憶にないです。
そもそも、オフサイドがどうやって成立するのか、いまだに分からない(笑)。
いやいや、それでも、ワールドカップとかでの“絶対に負けられない戦い”くらいはちょいちょい見ますよ。
でも、絶対に負けられない戦いが多すぎて、試合中のほとんどは裏のバラエティー番組を平気で見てしまうという非○民ぶりでございます。ええ。
きっと、多くの人が支持するものを支持したくないという天の邪鬼な性格もあるんでしょう。
でも、そもそもスポーツを見てものすごくのめり込むってことはないなぁ。
が、試合そのものには興味がなくても、そのイベントの裏側にはとっても興味があります。
いわゆるマネジメントとか、多くの人を熱狂させる仕組みとか。
それが興じて、数年前には某プロ野球球団が日本一になるまでの裏方たちのドキュメントの本をつくったことがあります。
全然試合には興味がなかったんですが・・・(笑)。
それでも、フロントのお偉方とか監督とか選手とか多くの裏方の人たちにインタビューしていって、じっくりとお話を聞いてから試合を見ると、実に面白いんですね。
僕はどうやら、そういうことをしないとスポーツ観戦に熱中できないという、めんどくさい性格のようで(笑)。
さて、何でこんな話をしているかと言うと、連載のご紹介です。
なんと、“なでしこジャパン”のヒミツが、「三浦半島へ行こう!」に登場します!
まさに、超異色の連載。
この変化球的な連載が、このコラボ企画の幅をとっても広げてくれているような気がします。
しかも、内容は僕の好きな“熱狂の裏側”系。
【なでしこジャパンの卵】についてなのですっ!!
連載執筆者紹介08・三浦半島×女子サッカー
■タイトル→夢のはじまり
■執筆者ペンネーム→Spica(スピカ)さん
■プロフィール
会社員にして一児の母。週末はサッカーチームのコーチをやっています。コーチの姿の時は母娘の縁は切ってます。
選手からは怒るとめっちゃ恐いって言われます。
Spicaさんは、横須賀市内で活動する女子サッカーチームのコーチをされています。
プロフィールには触れられていませんが、そのチームがどこでどういう活動をされているのか、どんな選手がいるのか・・・そういうことも連載で登場してくると思います。
しかも、このチームからはなでしこジャパンの選手が誕生しているのです!
つまり、Spicaさんは、世界一となったなでしこジャパンの生みの親の一人と言っても過言ではないのでは?と思うのです。
ひょっとしたら「number」とかに出ちゃいそうなものが、「三浦半島へ行こう!」に登場するとは、もうすごいことだと思います。
■執筆者一言コメント
「なでしこジャパン」という夢を追いかけている女の子たち。コーチという指導する立場にあるのに、彼女たちから教えられることの方が多い日々です。
教え教えられという関係の中で気が付いたたくさんのことの記録です。
さっきの某球団の話もそうですが、スポーツチームには、実にたくさんの人が携わっています。
もちろん、スポットライトが集まるのは、実際にグラウンドで駆け回っている選手一人ひとりであることは言うまでもありません。
しかし、その選手たちを支え、育てる人々があってこその輝き。
その人たちが、選手たちとどう信頼関係を築き、技術を教え、そしてどう成長させているのか。
しかもSpicaさんは“選手たちから教えられることも多い”と言っています。
それは一体、何なのか・・・?
こういうことを記録するだけでなく、多くの人に読んでもらうことこそが、女子サッカーの裾野を広げることになるはずですし、何よりファンを増やすことだと思います。
もちろん、プロチームではありません。
しかし実際に、三浦半島からは何人ものなでしこジャパンが誕生しているのです。
その原点とも言える手記を、ぜひたくさんの皆さんに読んで頂きたいと思います。
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実は、この連載が決まるまでには、ちょっとしたやりとりがありました。
最初に立候補していただいた時には、「地元サッカーチームの日々の活動記録」ということでした。
しかしそれでは、“三浦半島にたくさんの人を呼びたい”という「三浦半島へ行こう!」の趣旨とちょっと違うかなぁ、と思いました。
しかも、Spicaさんのチームには公式サイトがありますので、日々の活動記録はそこに掲載すればいいと思ったのです。
ところが、「横須賀の女子サッカーを多くの人に知ってもらうために、何とかしたいのです。どうしたらいいでしょうか?」と、おっしゃいます。
それならば、「単にチームの活動記録だけでなく、“なでしこジャパンを育てたチームの話”など、より幅広い層に興味をもってもらうものはいかがでしょうか」と提案しました。
よくよく考えると、ここまで行くと単行本が一冊できてしまうくらいの、相当なムチャぶりですが(笑)。
ところが。
数日後、なんと、Spicaさんからはそのテーマに沿った見本原稿が送られてきました。
これは、本当にびっくりしました。
これなら、「なでしこジャパン」「女子サッカー」「コーチ」「子育て術」「夢」「マネジメント」・・・など、いろんなキーワードが出てきます。
より多くの人にアプローチできるし、「三浦半島」ともリンクする。
それが、結果的に横須賀の女子サッカーを知ってもらうことになる。ひょっとしたら、試合を見に、グラウンドまで足を運んでくださる人がいるかもしれない・・・!
こうして、“超変化球”連載が始まることになったのです。
それにしてもSpicaさんのバイタリティーはすごいです。
選手たちの夢を信じていて、そしてどこまでもあきらめずに付き添う。
こういう人がいるからこそ、選手たちが輝いていくんだなと思います。
支える人がいて、懸命に闘う人がいる。
そして、それを見て応援する人がいる。
競技そのものはもちろんですが、こういうところにも、スポーツの面白さがあるんだろうなと思います。
今回のなでしこジャパンの試合こそはしっかり見ちゃおうかな、なんて思います。
いえいえ、マジで。マジだからっ!!