【ちきゅう】はいったい、どこに行くのか。

先日の三浦半島1泊2日サイクリングのゴールは、野比海岸・ロッシーズ


以前は「コンパスポイント」というお店があったところにできた、海を一望できるカフェです。


ここで、たまたま猿島で遊んでいたという、プロジェクトメンバーの石井ちゃん・Konちゃん(←元・雨崎ボーイズ)と合流しました。



絶品のアボカドバーガー(1260円)を食べながら、いろいろ話します。




ふと海を見ると、浦賀水道に見慣れない船が通っていきます。



のわっ、日本で唯一の地球深部探査船『ちきゅう』!!!



これを見た途端、話題は船一色。
「全長はどのくらい?」「甲板に経っている巨大な鉄塔は何?」「建造に何年かかった?」「(建造費は)いくらするの?」



ここで出番なのが、現在大手造船会社に勤めているKonちゃんです。
さすが本職だけあって、いろいろ解説してくれ、不明なところは石井ちゃんが持ってきたMacで調べて回答してくれます。




世界一過密と言われている浦賀水道には、次から次へとバラエティーに富んだ船が通ります。
浦賀水道はいつも渋滞している」というのは、まさにこれ。




以前、「三浦半島知れば知るほど」の取材で、タグボートに乗って、水先案内人(パイロット)と一緒に洋上で巨大自動車運搬船に乗り込んだことがあります。


浦賀水道を大型船が整然と進んでいるのは、パイロットの皆さんの知恵と技術のおかげなんですね。


この取材の掲載は2回連続だったと思いますが、とっても貴重な経験をしたので(法律上とセキュリティ上、外洋に出る自動車運搬船に乗り込むのはなかなかできません)、「三浦半島知れば知るほどBEST!」でも必ず掲載しますね。




ところで。


しばらく見ていると、



こんな客船も




珍しいHONDAマークのついた自動車運搬船




海王丸もゆっくり通っていきます。





船が来るたびに、


「あれは?」

「Ro-Ro船かな」

「どのくらいの貨物が積めそう?」

「見た目、5万トンかな」


などと、Konちゃんのナマ解説を聞けるのはとっても楽しい時間です。



さらに話は進んで、

「そもそも、何で巨大な鉄が浮くのか?」
「100年後、船の素材は鉄なのか?それとも全然違うものなのか?」

なんていう話をします。



そしてしまいには、「日本の造船技術」「世界との競合」「海運と貿易」「日本の海上防衛」「資源とエネルギー」まで、話は脱線。



結局、4時間近くテラスに居座って、ずーっと海を見ながら、話をしていました。






ナマ解説がなくても、東京湾を通る船をボーッと眺める時間が、僕は好きです。


この野比海岸をはじめとして、東海岸では、観音崎京急ホテルのレストランもおすすめ。観音崎公園ビジターセンターでも、沖を行く船を眺めることができると思います。


この2箇所の情報はここ↓

青・白・緑のあそぶ場所〜観音崎ウォーク・レストラン情報

あっ、あくまでも10年前の情報なのでお気を付けください(笑)。



カフェじゃなければ、走水のボードウォークとか、たたら浜からも見えます。


関連情報はここ→青・白・緑のあそぶ場所〜観音崎ウォーク


くれぐれも、10年前の・・・もういいですね(笑)。


さらに穴場としては、灯明堂跡もおすすめです。





野比海岸・ロッシーズのテラスで見た「ちきゅう」は、しばらく沖に停泊してから、ゆっくりと沖へ向かっていきました。






「ちきゅうは、いったい、どこへ行くんだろうねぇ」


なんて、若干ロマンチックな会話ができるのも、三浦半島東海岸のステキな過ごし方だったりします。