ただのチーズケーキじゃなくて、何と、チェリーチーズケーキっ!!

梅雨明け以降、「三浦半島へ行こう!」のページビューが急増しています。


更新している時は、夏から秋のPVがとても多かったので、三浦半島が本格的な観光シーズンに入ったということ。


自然たっぷりの三浦半島が一番輝く季節がやってきました。







ところで昨年、久しぶりにヨコスカのガングロ市長を訪ねたのですが、当時僕は某業界誌の編集長をしていて、いろいろと地域産品の話をしていたのですね。



するとどうやら、カレー、バーガーの次に、チェリーチーズケーキ(?)を売り出そうとしているらしく。



何でヨコスカでチェリーチーズケーキ?



と、少なくとも僕は思いましたが、いろいろと理由があるのでしょう。


現場の方が、知恵を絞ってひねり出したんだと思います。
それはそれで、いいことだと思います。




しかし、全国の事例を見ていると、イメージが直接結びつかない“ご当地モノ”は、ことごとく悲惨な目にあっています



僕は以前、某都市である食べ物を広めようというプロジェクトに参加したことがあるのですが、それは歴史的にも住民の皆さんがイメージしやすい、ということで、その後ブレークしました。



要は、地元の人が納得したものは、しっかりと世に広まる
実に、単純なことです。





地域活性化をしよう」と思ってイベントを仕掛け、結局、東京のイベンターに全部持って行かれる、というのはどの地域も経験した典型的な失敗の法則


それならば食べ物! というのも、よく分かります。



それで言えば、『そうそう、ヨコスカと言えばチェリーチーズケーキだよね』ってなっているのか。
たぶん、なっているのでしょうね・・・。








話は戻って、ページビューの話。


三浦半島へ行こう!」のアクセス動向を見ると、やっぱり、三浦半島地域からのアクセスが5%くらいで、24%が横浜、36%が都内からのものです。
(7月12日にPVが2倍くらいになりましたが、それは例のニュースのせいでしょうね・・・)



で、よく検索されているキーワードは「城ヶ島」「観音崎」「猿島「マグロ」なわけです。



三浦半島へ行こう!」には海軍カレーのページが1つだけで、バーガーもチェリーチーズケーキも載っていませんが、推測するに、



“ヨコスカにチェリーチーズケーキを食べにいきたーい!”


という人よりも、


“三崎にマグロ食べにいきたーい!”“猿島でバーベキューしたーい!”


という人の方が圧倒的に多いものと思います。



やっぱり、観光というのは、場所と食べ物がセットになっているのですね。


そしてどっちが重要かと言えば、場所



都内のデパ地下でも買えるものを、わざわざ足を運んで食べに行くからには、その土地に独特の景色がなければ行かない。



そういう意味でも、ヨコスカは、まず場所だと思うのです。



もっと言えば、もはやヨコスカだけの観光というよりも、もっと広域の三浦半島”という捉え方をしないと、足の引っ張り合いになるだけ。


三崎でマグロを食ったら、デザートは猿島を見ながらチェリーチーズケーキを食べる”とか、“チェリーチーズケーキをお土産に買って、葉山の海を眺めながら食べる”というほうが、おおっ、行ってみようかな、という気になりやすいと思います。






地域活性化というのは、基本的に、その土地に住んでいる人が知恵を出してやるべきだと思います。

しかし、元ヨコスカ市民で現在都内在住の僕は、また違った見方を貫いていきたい。

ヨコスカでも三浦でも逗子でも葉山だけでもない三浦半島”に徹するサイトとして、地域活性化の動きをバックアップする観光メディアになれば、と思うのです。



というか、チェリーチーズケーキ、気になります(笑)。
どこで食べられるんだろうなぁ。