やり過ぎちゃうのは、誇りに思っているからなの。

なっがーいLANケーブルが登場したおかげで、ようやく快適なネット環境が実現しました。


これで、山奥でもガシガシと仕事ができる。


あら、これで仕事しなきゃいけないのね、なんてちょっと思ったりして。




ところで、


今日は朝から野尻湖に行ってきました。



こんな道を、快適に飛ばします。


実に爽快。


・・・と思ったら、直後に14%の坂が延々と続いていたりします


そう、ここは長野県。


三浦半島とは違って、アップダウンが実に本格的です。
きっと、ヒルクライマーなら喜んでしまうでしょう。


が、ヘタレにとっては地獄そのもの。


午後にずーーーーっと続く急坂をはぁはぁ言いながら上っていたら、心拍計187という、およそありえない数値をはじき出しました。

やり過ぎー!!



あまりに坂がキツくて、途中でへたりこむピナレロ君の図↓



そんな洗礼を浴びつつ、でもまぁやはり、チャリは楽しいわけで。


野尻湖畔の誰もいないレストランのテラスで優雅にカレーを食ったり、


高原のゴルフ場の芝生に寝転んだりと、満喫。




で、夜は長岡まつり花火大会に出かけました。


日本一の花火大会、と評判なだけあって、2時間で2万発の花火は、ド迫力。


というか、気合の入り方が違います。
もう、かなりの“やり過ぎ”感満載。

花が開いた時の直径が650mもある「三尺玉」を惜しげもなく使ったり、“超特大スターマイン”が何十発も次々に打ちあがったり。

こうなると、普通のスターマインがものすごく小さく見えるほどです。

しかも、橋を使ったナイアガラなんて、


なんか、橋すごいことになってるからー!
上からも下からもガーガー出ちゃってるからー!!


あんまりやり過ぎちゃって、

もう、下のほうが前の花火の煙で見えないからー!


でもこの花火大会を見ると、他の花火大会がかなりセコく見えてしまう危険がありますね。





僕は仕事の取材でも、結構日本全国に行く機会が多いのですが、どこに行ってもついつい、三浦半島と比べてしまいます


県外の人をちゃんともてなしているか、案内はしっかりしているか、地域の特長を捉えているか・・・?


史跡、食べ物、イベント、自然など、観光のポイントはさまざま。


でもいろいろな場所の観光施策を見ていると、それがしっかりと実際の集客につながっているかの境目は、1つのような気がします。


それは、“地元の人がいいな、誇りだな、と思っているかどうか”。


自分たちが楽しんだり、いいと思っていれば、人に教えたくなるのは当然です。
それが多くなると、地域のサービス、おもてなしの質もだんだんと変わってくると思うのです。



今日、自転車で走っていた野尻湖周辺は、実に県外の人に優しくない

道案内が分かりにくいし、何が有名なのかはよくよく見ないと分からない。

僕は自分で勝手に探したいタチなので放置されるのは大好きですが(笑)、“2度目は来なくていいや”と思ってしまう人も多いはず。

ある人から聞いた話だと、どうやらバブルの頃は、この周辺には“何もPRしなくても人が大挙して押し寄せていた”といいます。
もう、“押入れでもいいから泊めてくれ”という人もいたとか。

そういった昔の体験が、今のおもてなしの基礎になっている・・・。
もしそうだとしたら、あまりいいことではないのは自明です。

他の観光地だって、三浦半島だって同じものがどこかにあるかもしれません。



一方、長岡の花火大会というイベントは、実に“地元LOVE”が見える、“もう、世界中に広めたいもんね!”的なわくわく感が伝わってくるものでした。

プログラム、会場設定、大量に来る観客のピストン輸送など、とても気合いが入っている。
もう、やり過ぎなくらい。

このイベントのおもてなしは、かなりのハイレベルだと思いました。



金儲けとか生産性とかよりもまず、地元の人たちが誇れるもの


それが、長い目で見て地域色を出し、持続可能な地域の宝物となっていく大前提だと思うのです。




そうそう、今日のベストショットがこれ↓


一心不乱に“やり過ぎ”花火を見る子ども。

この子もきっと、地域の花火を誇りに思っているんだろうと思います。





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