20代にまた度肝を抜かれた。

あーもう、すごく大変。

リニューアルサイトで、ようやく、すべての連載のレイアウトが終わりました。
あとは、TOPページを整えて、自分の記事をつくって、ひとまず公開となります。

金・土曜日はほぼ終日Webにとりかかります。
それで、土曜日のどこかの時間でいったんサーバーをキレイにして、新しくつくったページごとアップします。

おそらく、【10月1日の夜】には、公開できるんじゃないかって思います。


今回は連載14本のアップになりますが、考えてみたら一気に14のコンテンツを上げるだけですごいことだなぁ、と思います。
過去、これだけの規模で更新したことはありませんから。

新しいフォーマットは実にセンスのない不完全なものですが、大量に見ていたら、何だか愛着が沸いてきました。

ホント、これだけページのあるサイトってあんまりないと思うし、それを1人で全部管理するっていうのも、ベビーなこと。

いろいろありましたが、自分なりに精一杯やっているつもりなので、どうか長い目で見てくださいね。


ところで。

連載執筆者の方の中で、やりとりが必要な一部の方に新デザインを見てもらっているのですが、お一人に褒めていただきました

もう、それだけでじゅうぶん!

状況が状況なだけに、どう見えているのかものすごく不安なのですが、お世辞でもこういうお言葉をいただくと、実にやる気が出るものです。
要は、単純。

ちなみに数人中、ありがたいお言葉をいただいたのはたった一人ということで(笑)。
まぁそんなもんですよね、えぇ。



そういえば。


連載執筆者紹介がまだ残っておりました。

今回のリニューアルのきっかけを与えてくれたAMESAKIボーイズの中から、2人が参戦してくれました!

実にじっくりと読める、サイコーの連載
文章力がものすごく高いので、早くも続きが読みたくなる。

しかも2人のジャンルは全然違います。
そんな超必読の2本をご紹介!

連載執筆者紹介・11 三浦半島×時事ネタ

タイトル→三浦半島ごまかしごまかし。

執筆者ペンネーム→ともき さん

プロフィール


IT系企業勤務男性。小さいころから三浦半島の海や街並みが大好き。
日々をごまかしごまかし、三浦半島への思いを馳せながら暮らしています。
ちょっと気になった日頃のニュース、よしなし事について、三浦半島に絡めたり絡めなかったりしながらお伝えしようと思います。

                                                                                          • -

最初はTOMOちゃんが登場。
この連載が、いいんですよ。

彼が小学生の時から知っていますが、実に雑多なものに興味を持ちつつ、一方で何となく一貫しているというか、ブレない考えを持っていると思うんですね。

で、知ろうとするととことん突き詰める。
しかし、頭の片隅では常に冷静。

僕は勝手に、彼は評論家とか社会批評家とかアナリストとかシンクタンクとか、とにかく「何かについて考えて、多様な面から論じることができる仕事」がすごく向いていると思っています。

しかも、ライトな場面ではとってもゆるく、堅苦しい場面ではおそらくとても論理的に渡り合うことができる才能を持っている。

実際、連載の原稿をみると、ライトな感覚でするすると読めるけれど、知らず知らずのうちにいろんなものが頭に入っているという絶妙な文章運びになっています。


あら。
褒めすぎ?(笑)


“Webの文章は、短いほどいい”というのは、もはや常識ですが、僕は「三浦半島へ行こう!」には関係ないと思っています。
情報ではなく、【想い】を伝えていくなら、別に形式も長さも関係ない
短くてもいいし、ビジュアルで見せるだけでもいいし、ものすごく長文でもいい。

彼の第1回の原稿は、Web界からするとありえないくらい長いのですが、それでもすいすい読めちゃう。
きっとこういう文章は、他のサイトじゃ最初からはねられちゃいますよね。
そんなことにも挑戦していきたいなぁ。

Web界では、何となくテキストがゾンザイに扱われているような気がするんですよね。カンタンにコピペできちゃうし、短いから断片しか伝えられないし。
だけど、僕なんかはしっかり、じっくりといろいろな文章を楽しみたい。

TOMOちゃんをはじめ、そんな多様で自由な表現を、この連載企画では楽しんでいただければうれしいです。




さてさて、2人目のAMESAKIボーイズです。
こちらは、小説で参戦!

連載執筆者紹介・12 三浦半島×小説

タイトル→リップ・カレント〜野比海岸にかかる橋

執筆者ペンネーム→kon さん

プロフィール


横須賀生まれ横須賀育ち、数年前から京都府在住の20代。就職するまでを過ごした三浦半島への地元愛の強さはヤンキー並み。中高生の時は自転車で各地を釣り歩き、かつては三浦半島×釣りのwebサイトを運営。いわゆる雨崎ボーイズの一角。

                                                                              • -


このブログでもちょいちょい登場しているkonちゃんです。
現在、某県で大手造船会社に勤務。
ロッシーズのテラスでの生解説など、彼と話しているとホント飽きない。

彼も小学生の時から知っているのですが、あえて言うと“冷静と情熱のあいだ”みたいな人です(笑)。

基本“冷静”で、いつも何かを静かに考えているような印象があるのですが、飲んだりすると“情熱”が顔を出して、実にアツい。

結局、konちゃんをつくっているのは情熱であって、それをうまく洞察力と冷静さでカバーしているような気がします。

だから、人によっては最初は取っつきにくいかもしれませんが、おそらく幅広い年齢の人と深く付き合うことができるんじゃないかな。
仕事では将来、結構偉くなるような気がします。


で、そんなkonちゃんがいったいどういう小説を書いてくるのかと楽しみにしていたのですが、もう、超絶的にイイです。

ハッキリ言って、相当なハイレベル
かなり高い文章力に、僕は度肝を抜かれました
あんまり予見を与えるのはいけませんが、ぜひぜひ期待していてください。
間違いなく、期待を裏切りません。

で、肝心なあらすじはこんな感じ。

三浦半島の海で育ったかつての少年が6年ぶりに帰郷したのは、野比海岸沖の人工島建設事業の担当者としてであった。開発と自然との妥協点はあるのか、残すべきものとは何か。三浦半島各地の海岸の情景とともにおくる物語。

原稿を送ってきた時に、「タイトルはお任せします〜」とあったので、いろいろ考えていました。
僕は、文章を読み込んで、第1話で出てくる野比海岸のキーワードからタイトルをつけてみました。

文章中に「離岸流」という単語が登場するのですが、これは野比海岸が遊泳禁止である1つの理由。
つまり、ある意味で野比海岸を象徴する単語なわけです。

それに、「今後起こるだろう出来事」「過去の記憶との葛藤」「作中で展開される巨大プロジェクト」「流れに巻き込まれていく主人公」を重ね合わせて、“離岸流”の英訳である「リップ・カレント」をつけてみました。

で、それだけではよく分からないので、副題で「野比海岸に架かる橋」をプラス。

リップ・カレント 〜野比海岸に架かる橋

うーん、映画のタイトルみたいでいいでしょ。
「アマ○フィ 女神の○酬」みたいな(笑)。

で、ついでにタイトル画像もフォーマットから外れて、特別に映画のタイトルっぽく装飾してみました。

でも、懸念点が1つ。

小説の出来があまりにも秀逸なので、僕はどうしても本で読みたくなってしまったのです。

しかし、これはWebです。

そこで、思い切って、縦書きの小説風にしてみました。

単純なHTMLでの縦書きは実に汚くなってしまうので、こちらも思い切って、イラレで段組みをして、それを1段ごとに画像として切り出して掲載するという荒業を使いました。

いやあ、むちゃくちゃ原始的な作業ですね。
可読性を考えていろいろやっていたら、ものすごく時間がかかりました。
でも、やっぱりこの小説を読むのは、縦書きに限る
それを、とことん追求してみました。

Webなのに、まるでホンモノの本を読んでいるような感覚
そんな環境で、じっくりと読んでみてください。

この小説はすごくいい。本格的。
ホント、おすすめです。

どんどんページをめくりたくなる。
だから、konちゃんにはとっとと続きを書いてもらいたいですな。


しかし・・・これは三浦貴樹くんには読んで欲しくないなぁ。
こんなすごいのを見てしまったら、自信をなくしかねない(笑)。

彼の小説とはジャンルが違うからっ!
頼むから読まないでっ!(笑)



雨崎で一緒に楽しんだ時は中学生だったんだけどな、TOMOちゃんもkonちゃんも、今や立派な社会人。

ホント、いい成長をしているんだなぁ、と思います。

そして、大人になった彼らとこうしたレアな交流ができているのも、実に奇跡的だと思うのです。
感謝ですね。


さぁ。
若いヤツらに刺激を受けたから、精一杯がんばるとするか!